睡眠時無呼吸症候群のセルフケア

睡眠時無呼吸症候群のセルフケア

ドライバーへ
睡眠時無呼吸症候群(SAS)のセルフケア

ドライバーへ

最近は、飲酒運転の規制がとても厳しくなりましたが、ほろ酔い運転の方より、重症のSAS患者さんのほうが交通事故を起こす可能性が高いという研究データがあります。2003年の山陽新幹線の事故以降、交通関係でもSASの検診が行われはじめました。マイカードライバーの方にも、道路交通法により免許更新の際に眠気についてのアンケート調査が行われる様になりました。しかし、実際には受診にまでたどり着いているケースは少ないと言われています。
中には、SASと診断されることで、仕事を外されるのではないかとおそれている方もいますが、眠気を抱えたままの運転や仕事のほうがリスクは高いと言えます。最近では、会社にもSASであることを報告し、会社も理解してくれるケースが増えています。しかし、検査を受けることは勇気がいることだと私も理解しているつもりです。
多くの医師は皆さんの立場を考慮し、様々なことがスムーズに行くように親身に考えてくれるはずです。まずは専門医を受診してください。そして相談してください。一緒に治療して行きましょう。