睡眠時無呼吸症候群のセルフケア

睡眠時無呼吸症候群のセルフケア

肥満
睡眠時無呼吸症候群(SAS)のセルフケア

肥満

肥満とSASは大きくかかわっています。肥満が原因でSASになっていると思われる方は、減量に努めましょう。減量によっては無呼吸が軽減でき、CPAPなどの装置も必要なくなることもあります。

運動について

普段、体を動かしていない方は、少しずつ生活に運動を取り入れましょう。まずは、自分の状態を把握し、無理をせずに、ウォーキングからはじめるなどからはじめましょう。なにをしたら良いか分からないと言う方はスポーツクラブなどに入会し、運動メニューを作ってもらうことも良いと思います。また、厚生労働省は2006年に、生活習慣病を抑制の目的で、日常生活に運動を取り入れる目安となる「エクササイズガイド2006(健康づくりのための運動指針2006)」を作成しました。どのような運動をどのくらいすれば良いかという指標が明確に記載されています。

SASのため、眠気がありやる気が起きない方は、SASの眠気をCPAPなどで治療しながら、ダイエットを行うことも効果的だと言われています。減量が成功し無呼吸もがない状態になった場合は、CPAPが不要になることもあります。

食事について

食事は活動のエネルギー源ですが、必要エネルギー以上に摂取していませんか?年齢と共に必要エネルギーは減ります。また、健康によいといわれる食品でも多く摂取すると逆効果です。
食事療法についてどのように行えば良いか分からない方は、公共施設や医療機関などで食事指導などを行っているケースもありますので活用してみるとよいでしょう。

その他の生活習慣の改善

・睡眠薬

眠れないから睡眠薬を服用していませんか?睡眠薬の中には無呼吸を悪化させるものがあります。さらに、その眠れない原因は無呼吸にあるかもしれません。無呼吸を周囲の人から指摘された、朝起きたときにすっきりしない、頭痛があるなど無呼吸が疑われる方は、まず専門医を受診して見てください。

・タバコ

タバコと無呼吸の因果関係はまだはっきりと分かっていません。しかしながら、タバコは気道の炎症を引き起こしますし、健康被害の原因になりますのでなるべく禁煙するように努力しましょう。

・寝酒

お酒も無呼吸に関係しています。詳しくはこちらをご覧ください。